「不動産の適正価格? 不動産屋に聞けば良いじゃないのか?」
と思うかもしれませんが、、
不動産の営業マンは、一見の買い手のことはあまり考えていません。
「売主からも手数料がもらえる物件:自社の仲介物件、業者の分譲物件」
「価格はより高い物件」
という、仲介手数料が高くなる物件に誘導することを念頭に置いています。
2015年に、大手不動産仲介業者は両手取引が蔓延という記事があり、
「三井のリハウス、住友不動産販売、近鉄不動産では両手取引率が50%超」
となっています。
(両手取引:売主、買主の両方から売買手数料を得られる取引)
ですので、
他社が売主の専属媒介になっている物件の場合、適正価格の物件であっても、
「どうですかね~、ハハハ」位の反応になり後押しはされません。
逆に自社が売主の仲介になっている物件の場合、高値であっても、
「良いと思いますよ!価格交渉してみます!」という反応になります。
(大手の仲介物件は、高値に設定される印象があります)
また、自社が売り主の仲介している物件に、他社からの仲介で問い合わせがあった場合、
「残念ながら商談中です」と言われ、
実際には商談が無い場合でもブロック(いわゆる「囲い込み」)されるケースもあります。
売り主側の仲介業者に直接電話すると、商談中でもなんでもない場合が結構ありました。
不動産の購入には不安がでるので、「間違いない物件です!」との営業マンの一言が、決断の後押しになるのですが、、
営業マンから、「あまりおススメしませんね~」と言われて購入出来るでしょうか?
営業マンがおススメしない根拠が営業面での理由な場合は、自分の決断を信じましょう
(営業面以外のリスクについては営業マンの言うことは適正なことが多いです)